『夢を掘り当てた人』ヴィーゼ作(岩波書店)1975年
ギリシャ神話ホメロスの抒情詩の話を真実と疑わずについにトロイアの遺跡を発掘したシュリーマンの伝記。夢を抱き叶えるのは自分であることを実証した人。図書館などには必需品ですが、はや絶版です。
『洪吉童』洪永佑(朝鮮青年社)1982年、
「 ほんぎるどん」と読みます。朝鮮の古典小説「洪吉童伝」を絵本にしたもの。日本でいう「ももたろう」のように朝鮮では誰でもが知っている人物です。悪い王や役人をを懲らしめる話でずっと、探していました。ここで出会うなんて幸せ!絶版。
『メーテルリンクのあおいとり』ワイルドスミス(らくだ出版)1983年
絵がすごくいい!『あおいとり』は戯曲だから物語になっているのは以外といいものがない。これはあまり見かけないなぁと思って購入したら、やっぱり絶版でした。
『算法少女』遠藤寛子(岩崎書店)1983年
ちくま学芸文庫で再版されたときも話題になったけど、これはハードカバーです!表紙を見た瞬間ひとり興奮して腕に抱え込んでしまった!折しも、今ちょっと算数ブームですかね。江戸時代、算数の好きな少女あきが武士と算法で勝負するのが見所。この小説以外に『算法少女』(壺中隠者著)という書物が国立国会図書館にあるらしい。ちなみに作中に出てくる和算問題30問を解説した『和算書「算法少女」を読む』小寺裕(ちくま学芸文庫)も出てるらしい。う~ん算法少女すごい・・・・
『ふたりのねがい』木村光久作(集英社)昭和33年少女ブック7月号付録
これはレティシア書房一箱古本市でゲット。漫画です。明治・大正時代の子ども豆絵本や立川文庫など垂涎物の私はこの色合いを見ると買わずにはいられない。私の少女時代は「りぼん」「なかよし」全盛期でこの「少女ブック」というのは記憶にないけど、継母もの、バレエ・日本舞踊もの、そう、この漫画はかつての少女時代へのワープ決定打なの!
『こどものひろば』亀村五郎編(福音館書店)1983年
泊めていただいた部屋から目ざとくみつけてしまったのが、この本。探していたけど、ここにあるとは・・・。東京子ども図書館発行の『私たちの選んだ子どもの本』にリストInされている絶版本。この本売って!と頼み込んでゲット。マッチャンのお姉さんの本で交渉成立です♡子どものつぶやきを集めた本はいろいろあるけど、これは、いいです。『私たちの選んだ子どもの本』に入ってなかったら、知らなかったかもしれないなぁ。世のお母様、この本のどこを開いてもほっこりしますよ。
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